第9回✿さくら会「野口染舖」工場見学

デフォルトサムネイル

11月15日(火)に開催致しました、「第9回✿さくら会」終了いたしました!!!

今回は札幌市白石区菊水に工場があります、「野口染舖」さんの工場見学でした

まず玄関にてとても素敵な看板がお出迎えをしてくれました 😳 ❤

004

img_0116

中に入ると、沢山着物を扱っているにも関わらず、糸くず一つも落ちていないことにとても驚いたと同時に、私たちも見習わなければ・・・と思いました(>_<)

 

ここで野口染舖さんの紹介です

1948年創業

悉皆(しっかい)  【ことごとく】【すべて】という意味

部門別に作業をしている人たちをまとめる人を悉皆屋という

野口染舖さんでは各部門をまとめて悉皆屋として着物の染み抜きやお直し、染め替えなどを行っています

 

日本人と着物の間にできてしまった距離を縮めることをテーマにした

オリジナルブランド「Shi bun no San(シブンノサン)」

着物をもっと身近に感じられるように「ファッションと融合したキモノづくり」をコンセプトとし

【強度・デザイン・用途】の三点を兼ね備えた「MADE IN JAPAN」のものづくりで世界への発信を目指しています

img_0131

では、ここから工場見学です!!

まず小道具ですが、着物を洗う時に使う専用ブラシ

「ささら」といって、札幌では有名な「ささら電車」のささらと同じものが小さくなったバージョンです

img_0138

着物の種類によっては使えない場合もあるそうですが、主にこちらを使うようです

 

反物を洗った後、干す時にきれいにシワなく干せるように作られたのがこちらの細い竹「ハリ」です

実は、ただの竹ではなく、先端にとても小さな針がついていてしっかり反物を伸ばしてくれます

img_0153img_0148

修復(染み抜き)、仕上げ(アイロン)をしますが、ここでも職人 技 が駆使されています

染み抜きをするときに着物自体の色にも少なからず影響がでてしまいます

その場合には色を足し、元通りに戻していきます

汚れには、油性・水性があり、それぞれ洗剤、洗い方も異なっていきます

なんと、社長自ら実演してくださいました!! 😯  😯

img_0149

017

最後に、すべてが終わると撥水加工が施されます

反物には全自動で撥水加工ができますが、着物自体にはスプレーで加工し、帯は浸して手で優しく押していく

というパターンになっています

img_0127 img_0140

はい!これで工場見学は終了でした!

10時~11時半という短い時間でしたがとても濃い内容であっという間でした 😉

今回工場見学をさせて頂いた「野口染舖」さんのHPはこちらからどうぞ↓

✿  http://www.ngsp.co.jp/    ✿